青年海外協力隊とは?


青年海外協力隊(JOCV)について簡単なFAQ方式でまとめてみます。


青年海外協力隊の参加資格は?


20歳から39歳の日本人です。他にもいくつか要件があったはずだけど、詳細は協力隊の公式サイトをみてください。
 また、40歳から69歳の人はシニアボランティアというものがあります。ただし、専門技術などの面で協力隊よりもレベルが高いです。


任期はどれくらいなの?


原則2年間です。ただ、現職参加で一部1年9ヶ月の人もいます。また、一部の要請でそれよりも短いものもあったりします。以前はなぜかキリバスは1年間でした(今は2年間です)。
 他、様々な事情で任期を短縮して帰国するケースや逆に配属先から延長の要請があって2年より長くいるケースもあります。
 ちなみに、任期が1ヶ月〜10ヶ月の短期ボランティアというものもあります。


どんな職種があるの?


 青少年活動、コミュニティ開発(旧村落開発普及員)、感染症・エイズ対策(以前は感染症とエイズ対策は分かれてました)といったゼネラリスト的な職種から私の職種だったコンピュータ技術、建築、土木、自動車整備、看護師、助産師、作業療法士といったスペシャリスト的なものまで本当様々です。理科教育、数学教育(以前はこの2つは一緒でした)などのように教育系の職種でも教員免許がなくても大丈夫な要請がある場合もあります。
 これも詳細は公式サイトを見ればわかりますが、全部で100以上も(!)職種があります。


どの職種が受かりやすいの?


一概には言いづらいですが、一般的に上で書いたゼネラリスト的な職種は基本的に倍率が高く、受かりにくいです。逆に言うと、何らかの専門分野を持っていて、要請の中に自分がその要件を満たしているものがある場合はそっちで受けた方が受かりやすいです。ちなみに、自分が受けた時のコンピュータ技術の倍率は1.5倍くらいでした。


協力隊を派遣している国は?


基本的にはいわゆる途上国と言われる国が派遣先です。具体的にはアジア、中東、アフリカ、大洋州、中南米の計60カ国以上に派遣しています。  
ただ、派遣国は比較的安全な国に限られています。例えば、ソマリアやアフガニスタンとかはさすがに派遣していません。また、自分と同じ時期にはシリアは派遣していたんですが、途中で情勢が悪化してお隣のヨルダンに振り替えになりました。バングラディシュも邦人が事件に巻き込まれたこともあって2015年から派遣を中断しています。
 他にも、パプアニューギニアと南アフリカは男性限定で派遣しています。


行きたい国に行けるの?


申し込む時の書類に希望する要請を第1から第3希望まで書く欄があるけど、あくまで派遣先はJICAが決めるので必ずしも希望する国に行けるとは限りません。例えば、自分は第1エチオピア第2タンザニア第3パラグアイを書いていたら実際にはラオスになりました(結果的には良かったけど)。
 ただ、どうしても特定の国以外には行きたくないという場合は面接のときにそのことを話せば認められるケースもあります。実際そういう人もいました。


派遣前訓練って何?


任国に派遣される前に語学や海外ボランティアに必要な知識・スキルなどを身につけるために二本松(福島県)か駒ヶ根(長野県)に70日間(自分の頃は65日)合宿して受ける訓練のことです。
 二本松は主に東南アジア、中東、アフリカ東部および南部に行く人が、駒ヶ根は南アジア、アフリカ中部、大洋州、中南米に派遣される人が行きます。


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