システムアーキテクト 勉強2 よく出る略語一覧

システムアーキテクト試験対策その2、今回は午後2のシステム設計やシステム戦略などの分野を中心に、よく出される略語関連を簡単にまとめてみます。

BABOK ビジネスアナリシス知識体系ガイド Business Analysis Body Of Knowledge ビジネスアナリシスの計画と監視、引き出し、要求管理とコミュニケーション、エンタープライズ・アナリシス、要求分析、ソリューションの評価と妥当性確認、基礎コンピ天使という7つの知識エリアを体系づけている。

BCP 事業継続計画 Business Continuity Planning 災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画

BPMN ビジネスプロセスモデリング表記法 Business Process Model and Notation ワークフローとしてビジネスプロセスを描画するグラフィカルな標準記法

BSC バランスト・スコアカード Balanced Scorecard  「財務」「顧客」「社内ビジネスプロセス」「学習と成長」の4つの視点で業績管理指標をバランスよく組み合わせ、戦略実行や業績評価を行うためのツール

DFD 機能情報関連図 Data Flow Diagram 対象業務の処理過程と情報の流れを統一記述規則に基づいて表現したもの。

EVA アーンド・バリュー分析  Earned Value Analysis  予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価し、コスト効率と進捗率を一度に把握するためのプロジェクト管理の技法

FMEA 故障モードと影響解析 Failure Mode and Effects Analysis 故障・不具合の防止を目的とした、潜在的な故障の体系的な分析方法

FTA フォルトツリー解析 Fault Tree Analysis 故障・事故の分析手法、下位アイテム又は外部事象、若しくはこれらの組合せのフォールトモードのいずれが、定められたフォールトモードを発生させ得るか決めるための、フォールトの木形式で表された解析

KPI 主要業績評価指標 Key Performance Indicator 企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標

NPV Net Present Value 正味現在価値 ある将来に受け取れる価値が、もし現在受け取れたとしたらどの程度の価値を持つかを表すもの

RFI 情報提供依頼書 Request For Information 各種事業への参画能力についての情報を収集するための文書(事務手続)

RFP提案依頼書 Request For Proposal システムの導入や何らかの業務を委託する際に、IT企業に「○○したいので最適な提案を下さい」と依頼するための文書

ROI 投資利益率 Return On Investment 投資額に対してどれだけ利益を生み出しているかを見る尺度 (投資利益率 %)= 100 ×(当期純利益)÷{(期首総資本+期末総資本)÷ 2 }

略語系はとりあえずこれだけ覚えればなんとかなるかな。
午前はなんとなく大丈夫そうな感じなので、午後の対策も試験までに1〜2回くらい記事にしようかな。

システムアーキテクト 勉強1 セキュリティ

ここのところ、技術ブログの更新が滞っていたので、ここらで久々に更新してみようと思う。
勉強したいこと(というより、する必要があるもの)はSpringBootやAngularなど山ほどあるけど、ここ1ヶ月は来月のシステムアーキテクト 試験に備えたものを中心にしようと思う。
というわけで、今回はセキュリティ分野でも特に色々なものがあって紛らわしくなりそうな暗号技術を中心に。この辺は午前対策で。

・共通鍵暗号方式
暗号化と復号化に同じ鍵を用いるやつ。n人の利用者が使う場合、各利用者は(n-1)個の鍵を管理し、システム中にはn (n-1) / 2個の鍵が存在する。
代表例
・DES(Data Encryption Standard) 56ビットの共通鍵を用いる。
・AES(Advanced Encryption Standard) Advancedという通り、↑の後継で、ブロック長は128ビット、鍵長は128ビット・192ビット・256ビットの3つが利用できる。
・RC ストリーム暗号(平文をビット単位あるいはバイト単位などで逐次暗号化)で、RC4, RC5, RC6などがある。

・公開鍵暗号方式
暗号化と復号化にペアになった異なる鍵を用いる。
情報漏洩対策に使う→受信者が公開している鍵で暗号化し、受信者の秘密鍵で復号化。
送信者認証に使う→受信者の秘密鍵で暗号化し、送信者の公開鍵で復号化。
代表例
・ElGamal 離散対数暗号を用いた公開鍵暗号方式
・RSA とても大きな2つの素数の積の素因数分解が困難なことを用いた暗号。RSAは人の名前(リベスト、シャリア、エーデルマン)の略。
・楕円曲線暗号 楕円曲線状の特殊な演算を用いて暗号化

・ディジタル署名、認証局
送信者の秘密鍵で暗号化し、送信者の公開鍵で復号化することで送信者本人であることを証明する。
送信者の公開鍵の正当性を証明するのにPKI(Public Key Infrastructure 公開鍵基盤)が用いられるが、認証局(CA : Certificate Authority)によるディタル証明書が含まれている必要がある。
有効期間中に失効したディジタル証明書の一覧をCPL(Certificate Revocation List : 証明書失効リスト)という。
メッセージダイジェスト(送信平文をMD5などで圧縮したもの)を用いて送信者の確認と改ざん有無を同時に行える。

とまあ駆け足でまとめてみた。この辺の問題は高度試験の午後2で毎回大体1問くらい出ているので、きっちり押さえたいところですね。

Spring Boot入門その1

この記事で書いたように、昨年までPHPのWebフレームワークLaravelを使っていましたが、今年の4月に入った会社ではJavaのSpring Bootを用いて開発を行っています。
WEB+DB PRESS106号でSpring Bootの記事でタスク管理サービスとQiitaのクロール&配信サービスを作るというのがあったので、とりあえずタスク管理サービスをの方をやってみました。
今回WEB+DB PRESSの記事をまねて作ったソースコードはこちらにあります。今後色々と改良していく予定です。
ちなみに、完成品(?)はこんな感じです。

1.Spring Bootとは
2003年にSpring FrameworkというJavaのWebフレームワークが作られて、それを使いやすくしたものとして2014年に作られたのがSpring Bootです。
DI(依存性の注入)の考え方を用いているのが特徴です。

2. Spring Bootで開発を行うために必要なもの

OpenJDK(フレームワーク以前にJavaで開発をやるんなら当然必要でしょう。バージョンは今時の機能を使うんなら最低でも8以上は必要かと)
Spring Tool Suite(STSと略す。EclipseベースのIDE。本だと3.9.5でやってたみたいだが、2019年4月時点だと4以降がデフォルトなので、自分は4.1.2でやった)
Lombok(ロンボックと読む。アノテーションをつけるだけでgetterとsetterを自動生成してくれる便利なライブラリです。ダウンロードしたlombok.jarをダブルクリックするだけでインストールされます。)
・データベース管理システム(Webシステムなんだから必要に決まってる。自分が普段使っているやつを使えばいいと思います。本ではH2 Databaseを使っていたが、自分は使い慣れているMySQLでやりました。)
Pleiades(プレアデスと読む。Eclipse日本語化プラグイン。英語が得意な人には必要ではないんだろうけど、自分は入れました。導入の仕方はこちらを参照(リンク先はWindowsでの説明だけど、Macでもfeaturesとpluginsフォルダにダウンロードしたものの中身を入れるという、同じやり方で大丈夫です)。)
Maven(メイヴンと読む。Javaのビルドツール。STSを公式ページからダウンロードしてインストールした場合は大丈夫(なはず)だけど、brewコマンドとかでインストールした場合はmvn -versionで入っているか確認して、なかったら公式ページから持ってくるかbrew install mavenとかでインストールしてください)

3. Spring Bootの構成の大雑把な説明
ここでは、Laravelとの比較っぽい感じでSpring Bootの構成をかいつまんで説明して行きます。なお、Spring BootではLaravelとかと違って、フォルダ構成は決まっていないので、自分で構成を考える必要があります。
Javaのソースはsrc/main/java以下に、Java以外(html, css, jsなど)はsrc/main/resources以下に置かれます。JUnitでテストを行うためのソースはsrc/test以下に置かれます。

src/main/java (Javaソースファイル)
・Application(メイン関数です。アノテーションに@SpringBootApplicationをつけます。プロジェクトを実行するとこのメイン関数が呼ばれます。Laravelのindex.phpに近いか。)
・Entity(データの定義です。@Entityアノテーションをつけます。lombok.Dataをインポートして@Dataをつければゲッターとセッターが自動的に生成されます。さらにJPA(Javaでデータベースを扱う標準技術)を使って@Table(name = “テーブル名”)をつければ、自動的にテーブルを作ってくれます。LaravelのModel(app直下のやつ)+マイグレーションといったところか。)
・Repository(Entityで定義したデータのCRUD(create, read, update, delete)の基本操作を行うためのもので、JpaRepositoryを継承したインタフェースとして定義されます。Laravelにはない機能ですね。)
・Controller(MVCのCを担うControllerで、Laravelのものと似ていますが、データに対する処理などは次に説明するServiceを呼び出す形で実装します。@Controllerアノテーションをクラスにつけます。また、Getメソッドならメソッドに@GetMapping(value=”(URL)”)を、Postメソッドならメソッドに@PostMapping(value=”(URL)”)をアノテーションにつけることでリクエストをマッピングすることができます。なので、LaravelだとController+routesに近いイメージかも)
・Service(データに対して行う処理を実装して、Controllerに渡すものです。これもLaravelにはないですが、あえて言えばModelとControllerの間をつなぐものというイメージかもしれないです。@Serviceアノテーションをつけます。実際の処理はRepositoryのCRUD操作を呼び出して実装します。)
・Form(htmlフォームに入力した値をコントローラに渡すためのクラス。バリデーションとかもここで行うことが多いようです。LaravelでいうRequest?)

src/main/resources(フロントエンドなど)
・Thymeleaf(タイムリーフと読む。植物のハーブから名付けられたようです。いわゆるテンプレートエンジン。LaravelだとBladeがデフォルトだけど、Spring Bootではこれ以外にもいくつかのテンプレートエンジンをサポートしているようです。)
・application.properties(アプリケーションの設定値を持たせるもので、Laravelだとconfig配下のファイルが近いと思います。使用するデータベースの設定なんかもここで行います。)

以上、かなり駆け足で書いたのでざっくりとした説明になってしまいましたが、その2を書くときはもう少し詳しく書ければと思います。

Angular入門その1

JavaScriptのフレームワークの1つ、Angular。今の所は勉強中といったところですが、これから自己学習を兼ねて何回かに分けてAngularについて投稿していこうと思います。
使い方的にはVue.jsと似ているところもあるようですが、AngularはTypeScript(JavaScriptをわかりやすく改良したもので、これをコンパイルするとJavaScriptになる)を使うことが推奨されているので、それについても別途記事を書こうかと。ちなみに、もともとAngularJSと呼ばれていたものが、JavaScriptでなくTypeScriptが推奨されるようになってからJSが外れてAngularと呼ばれるようになったようです(なので、上でJavaScriptのフレームワークと書いていますが、フロントエンドのフレームワークといった方が正確なのかもしれないです)。
なお、Vue.jsの入門記事は その1 その2 その3 (近いうちにこちらに移転します)

1. 環境構築
Angularは、一般的には「Angular CLI」というコマンドラインツールを使って環境構築することが多いようです。流れとしては、ざっとこんな感じです。
i) Node.jsをインストール
とりあえず、Macなら

$ brew install nodebrew

でOK。Homebrewが入ってなければそれを入れるのが先だけど。
WindowsならNode.js公式ページからインストーラを落としてそれでインストールすればいいかと。

ii) TypeScriptをインストール

$ npm install -g typescript

Node.jsインストールでnpmも使えるようになっているはずなので、npmを使ってインストールします。もしかしたらsudoでやる必要があるかも。

iii) Angular CLIをインストール

$ npm install -g @angular/cli

こちらも、同様にnpmを使ってインストールします。これで、ngコマンドでAngularのコマンドラインツールを使えるようになります。

iv) プロジェクトを作成
例えば、AngularTest1という名前のプロジェクトを作成するとします。

$ ng new AngularTest1

これで、こんな感じのソースコードができます。
ここからさらに

$ ng serve --open

で、ローカルにサーバーが立ち上がり、こんな感じの画面が出てきます。

ただ、他のサイトとかだと
「Welcome to app!」
と出て、下に大きなAngularのアイコンが表示されてるのを見たけど、バージョンが違うのかな?もしくはどっかで操作を誤ったか(汗)

2.ソースの中身の簡単な解説

<!doctype html>
<html>
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>AngularTest1</title>
  <base href="/">

  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
  <link rel="icon" type="image/x-icon" href="favicon.ico">
</head>
<body>
  <app-root>Loading...</app-root>
</body>
</html>
import { platformBrowserDynamic } from '@angular/platform-browser-dynamic';
import { enableProdMode } from '@angular/core';
import { environment } from './environments/environment';
import { AppModule } from './app/app.module';

if (environment.production) {
  enableProdMode();
}

platformBrowserDynamic().bootstrapModule(AppModule);
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { NgModule } from '@angular/core';
import { FormsModule } from '@angular/forms';
import { HttpModule } from '@angular/http';

import { AppComponent } from './app.component';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule,
    FormsModule,
    HttpModule
  ],
  providers: [],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  title = 'app works!';
}
<h1>
  {{title}}
</h1>

一番上のindex.htmlにapp-rootというものがありますが、これはコンポーネントといって、Vue.jsでもありましたが、1つの部品のようなものにするものです。
main.tsでapp/app.module.tsが呼ばれ、app/app.module.tsでapp/app.component.tsが呼ばれ、app/app.component.tsで実際のコンポーネントを定義するという流れになります。
なので、app/app.component.tsのtitleを変えれば、表示される文字列も変わってくることになります。

ここまでざっと書いて見たけど、次回はもう少し詳しく説明しようと思います。

ここ5年ほどのJavaを簡単に振り返ってみる

下の記事で転職先が決まって久しぶりにJavaを使うことになると書いたが、ここでここ5年ほどのJavaの動向を振り返ってみようと思う。

WikipediaのページJDK公式ページによると、大体こんな感じ。
2014年3月 Java8(ラムダ式、型アノテーション、Date and Time API 、JavaFX(Swingより高機能なGUIツール)など)
2017年9月 Java9(言語レベルでのモジュール化のサポートなど)
2018年3月 Java10(ローカル変数型推論など)
2018年9月 Java11(ネストベースのアクセスコントロールなど、OracleJDKの有償化!!
2019年3月 Java12(JVM定数のAPIなど)

こうして見ると、5年前のJava8で色々な機能が追加されたのが目につく。中でも、今更ながらラムダ式の導入はかなり大きかったのではないかと。
ラムダ式の例としては、こんな感じ。

package Lambdatest;
import java.util.function.*;

public class LambdaTest {
	public static void main(String[] args) {
		double x1 = 3.0;
		double y1 = 4.0;
		BiFunction<Double, Double, Double> z = (x, y) -> Math.sqrt(x * x + y * y);
		System.out.println(z.apply(x1, y1));
	}
}

これと同じことをラムダ式を使わずにやろうとすると、無名クラスを使ったり、結構ややこしいことになるんではと思う。
そういえば、C++も言語仕様が大きく追加されたC++11からラムダ式が使えるようになったんだったな。

他にも色々な機能が増えて、ここ数年で本当に進歩したんだなあ。とはいえ、いいことばかりではなくJava11からOracleJDKが有償化されてしまった(個人で使う分には大丈夫みたいですが)のは多くの人にとっては痛そうですね。。。OpenJDKの方は無償で使うことができるのですが、サポート期間が短かったりするので、悩みどころですね。

追記
Qiitaのコメント欄で情報をいただいたので、少しだけ追記します。
Amazon CorrettoというOpenJDK互換の無償のディストリビューションがあるようです。インストール方法などはこちらを参考にして見てください。

今後の技術テーマ

こちらに書いた通り、4月から転職が決まって沖縄で働くことになった。
それに伴い、使用する技術も今までとは異なったものになるので当面は引越し作業の合間に新しい技術や久々に使う技術を中心に勉強していこうと思う。
・Java (2つ前の会社では客先によっては使っていたけど、ここ数年で色々と変わったことがあるようなので、その辺りを中心に)
・Spring Boot (Javaのフレームワーク。WEB+DB PRESSの106号にちょうどそれについての記事があったので、それを元に勉強中。パッと見Laravelとは手触り感なんかが結構異なる感じだけど、DIなんかでLaravelと共通した考え方を使っているところもあるらしい。)
・Node.js  (以前ドットインストールでちょっとやったけど、余裕があるときに復習しようと思う)
・AngularJS (ドットインストールでちょっとだけやった感じだと、Vue.jsに少し似ているかも。)
・クラウド技術(Microsoft Azureの使い方を基本的なところだけでも勉強しておきたい)

常に勉強し続けなくてはいけないのは技術者の宿命だけど、新天地で頑張るぞ!
とりあえず記事を書けるところまできたらこっちに書いて、同じ内容をQiitaにも投稿しようかと。

grepとfindの便利な使い方

Linuxのコマンドで何かを探したりするときに使うコマンドがgrepfindです。今回はこの2つのコマンドの便利な使い方を簡単に紹介したいと思います。

grep
grepは、ある文字列を含むファイルを検出するときに使用します。
基本的な使い方は、こんな感じです。
grep (オプション) ‘検索したい文字列’ 探すファイル(ワイルドカード指定可能)
例えば、
grep ‘href’ *.html
と打つと、現在のフォルダ内にあるhrefという文字列を含む.htmlで終わるファイル一覧を表示してくれます。
grepコマンドには色々なオプションがあるので、よく使うものをいくつか紹介します。
-i アルファベットの大文字小文字を区別せずに検索する
-r 対象となるフォルダのサブフォルダも含めて再帰的に検索する
-n 対象の文字列が見つかった行番号も含めて表示する
-v 対象となる文字列が存在しない行について表示する
-A (数字) 対象となる文字列が見つかった行の後の指定した数字の行数分を表示する
-B (数字) 対象となる文字列が見つかった行の前の指定した数字の行数分を表示する
-(数字) 対象となる文字列が見つかった行の前後の指定した数字の行数分を表示する
-G 正規表現で検索する
例えば、grep -n -i -r ‘img’ *.html と打つと、Imgやimgなど、大文字小文字を区別せずに現在のフォルダおよびサブフォルダ内の.htmlで終わるファイルのImgやimgなどを含む行番号を表示してくれます。
より詳しくは、こちらを参考にしてください。

find
findはある条件を満たすファイルを探すコマンドです。
基本的な使い方は以下になります。
find (オプション)(探す場所) 対象となるファイルの条件
例えば、find app/Test.phpとタイプすると、appフォルダ内にTest.phpというファイルがあればそのファイルがあることを、なければ存在しないことを表示してくれます。
よく使うオプションをいくつか紹介します。
-name ワイルドカードを使用して、ある文字列をファイル名に含むものを全て表示します。
-type f ファイルのみを対象に検索します。
-type d フォルダのみを対象に検索します。
-exec 検索結果に対してコマンドを実行します。
応用例として、
find . -name ‘.DS_Store’ -type f -ls -delete
とタイプすると現在のフォルダおよびサブフォルダ内の.DS_Storeを全て削除してくれます。
詳しくはこちらを見てください。

grepとfindの2つのコマンドをうまく使ってどこに何があるかわからないことがないようにして、快適なLinuxライフを楽しみたいですね。

プログラマの精神衛生について

プログラマにとって(プログラマに限りませんが)、心身ともにベストに近い状態で仕事をするのが一番いいのは間違い無いでしょう。体調が悪かったり、あるいはイライラしていたり落ち込んでいたりするとどうしても作業も遅くなるし、ミスも多くなる。特に精神的に不安定な状態で作業をしてそこでミスが発生して、それによってさらに精神状態がより悪化するなんて最悪の悪循環です。
そこで今回は、どうすれば精神的に少しでもいい状態で仕事をできるかについて考えて見たいと思います。

一番大切なのは、自分の今の状態を客観的に把握できるようになるということです。今の状態とは精神的にどんな状態なのかというのもそうですが、現時点で抱えているタスクと心身面のコンディションを天秤にかけて、このまま進んで問題ないかということです。
ちょっと精神的に疲れているなーとか感じたら、少しだけ外に出て深呼吸するとかお水を1杯飲むなどしてリラックスすると良いでしょう。
あるいは、それでもどうしてもつらい、無理だと感じたら、(できる場合とできない場合がありますが)チームのメンバーに相談して期限を延ばしてもらうとかあるいは1日だけ休ませてもらうなどするのも1つの選択肢かもしれません。

また、特に精神的にベストでない状態で何かをしている場合は、今やっていることが本当に大丈夫なのか、普段以上に気を配ったほうがいいと思います(難しいかもしれませんが)。例えば変なバグを埋め込んでいないかとか、あるいは人に宛てたメッセージで誤解を招くようなことを書いていないかなど、それによって今の状態をさらに悪化させることにならないよう1歩立ち止まって考えるのは大切なことだと思います。

後は常日頃から自分なりに気持ちを切り替える方法を持っておくことは大事だと思います。例えば甘いものを食べるとか運動するとか、あるいは誰かと雑談するとかです。自分は以前ミスをしてすごい落ち込んでいた時にyoutubeで某議員の動画を見て大笑いして、少し気持ちが落ち着いたことがありました(苦笑)。

そんなこんなで今回はどうすればいい状態で仕事ができるかについて考えて見ました。とは言っても、今までの自分を振り返って正直必ずしも実践できていたわけではないですが(むしろイライラや落ち込みでドツボにはまったことが何度もあったので、その反省と自戒を込めて)、少しでもいい精神状態を保つ方法を日々考えて実践していきたいと思います。

Qiitaでこんな記事を見つけました。常に自分をいい状態にしておくというスキル、本当大事ですよね。

LaravelのbelongsToManyで中間テーブルの情報を取得する

今回扱うテーマはデータ間の多対多の関係で2つのテーブルをつなぐ中間データが持つ情報も取得したいということを考えます。
まず、講師一覧を表すteacherというテーブルがあります。とりあえず、idとnameを持つとします。
id    name
1    鈴木
2    佐藤
3    田中
4    山田
次に、教える科目を表すsubjectというテーブルがあります。こちらも簡単に考えるため、idとsubject_nameのみを持っているとします。
id    subject_name
1    英語
2    数学
3    国語
4    社会
5    理科
さらに、講師は複数の科目を担当できるものとします。ただし、メインで教える科目とサブで教える科目は区別します。
そして、teacherとsubjectを結ぶteacher_subjectというテーブルがあります。これはteacher_id、subject_idに加えてメイン、サブを区別するtypeというカラムがあります(メインなら1、サブなら2)。
teacher_id    subject_id    type
1                  1                1
1                  4                2
2                  2                1
2                  5                2
3                  3                1
4                  4                1
4                  3                2
ここで、こんな表を作りたいとします。
講師    科目    種類
鈴木 英語 メイン
鈴木 社会 サブ
佐藤 数学 メイン
佐藤 理科 サブ
田中 国語 メイン
山田 社会 メイン
山田 国語 サブ

このとき、モデルクラスTeacher.php, Subject.phpに加えてTeacherSubject.phpをそれぞれ以下の様に用意します。

app\Teacher.php

<?php 
namespace App;
use Illluminate\Database\Eloquent\Model;

class Teacher extends Model
{
    protected $fillable = [
        'name'
    ];
    protected $table = "teacher";

    public function subjects()
    {
        return $this->belongsToMany('App\Subject', 'teacher_subject', 'teacher_id', 'subject_id')
            ->using('App\TeacherSubject')
            ->withPivot('type');
    }
}

app\Subject.php

<?php
namespace App;
use Illluminate\Database\Eloquent\Model;

class Subject extends Model
{
    protected $fillable = [
        'subject_name'
    ];
    protected $table = "subject";

    public function teachers()
    {
        return $this->belongsToMany('App\Subject', 'teacher_subject', 'subject_id', 'teacher_id')
            ->using('App\TeacherSubject')
            ->withPivot('type');
    }
}

app\TeacherSubject.php

<?php
namespace App;
use Illuminate\Database\Eloquent\Relations\Pivot;

class TeacherCountry extends Pivot
{
    protected $table = "teacher_subject";
}

こんな感じでwithPivotを使うことで中間テーブルの情報を取得することができます。中間テーブルのモデルクラスはIlluminate\Database\Eloquent\Relations\Pivotを継承して作ります。

また、ある講師に対してメインの科目だけ欲しい場合は

    public function main_subjects()
    {
        return $this->belongsToMany('App\Subject', 'teacher_subject', 'teacher_id', 'subject_id')
            ->using('App\TeacherSubject')
            ->wherePivot('type', 1);
    }

という風にwherePivotで絞り込むことができます。

Eloquentのリレーションは結構奥が深いので、是非ともしっかりとマスターしたいですね。

LaravelとVue.jsで多言語対応を行う

今回は、LaravelとVue.jsを用いたプロジェクトで多言語対応を行うやり方を紹介します。
まず、resources/langに対応する言語のjsonファイルを置きます。とりあえず、日本語と英語を想定してja.json,en.jsonとします。

ja.json

{
    "こんにちは" : "こんにちは",
    "ありがとう" : "ありがとう",
    "さようなら" : "さようなら"
}

en.json

{
    "こんにちは" : "Hello",
    "ありがとう" : "Thank you",
    "さようなら" : "Good bye"
}

次に、Laravelのbladeで表示する方法です。

index.blade.php

<span>
    {{ __("こんにちは") }}
</span>

<span>
    @lang("ありがとう")
</span>

1つ目の方法は__ヘルパ関数を使用する方法です。翻訳文字列のキーを翻訳したものに変換するヘルパ関数です(Laravel標準のヘルパ関数なのでbladeだけでなく、モデルやコントローラでも使えます)。これで変換した文字列をMustache記法でechoします。
もう1つの方法はbladeの@langディレクティブを用いる方法です。このように2通りの書き方ができますが、どちらかに統一したほうがわかりやすいかもです。

次に、Vue.jsでの多言語対応の方法です。
vue-i18nというVue.jsのプラグインを使います。vue-i18nについての詳しい説明はこことかここを読んで下さい。
まず、

npm install vue-i18n

でvue-i18nをインストールします。
次に、こんな感じでvue-i18nをjs側で読み込みます。

main.js

window.Vue = require('vue');

import VueI18n from 'vue-i18n';
Vue.use(VueI18n);

// 言語の設定
Vue.use(VueI18n);
const i18n = new VueI18n({
    locale: locale,
    messages: {
        ja : require('../../lang/ja.json'),
        en : require('../../lang/en.json')
    }
});

import MainComponent from './components/MainComponent.vue';

const app = new Vue({
    i18n: i18n,
    components: {
        MainComponent
    }
});

MainComponent.vue

<template>
<div id="main-component">
    <span>
        {{ $t("さようなら") }}
    </span>
</div>
</template>

これで、Vue.jsで多言語表示ができるようになります。

ただ、1つ問題がありまして、vue-i18nでは第一階層のデータしか読み込めないので、

ja.json

{
    "果物一覧" : {
        "りんご" : "りんご",
        "みかん" : "みかん",
        "バナナ" : "バナナ"
    }
}

en.json

{
    "果物一覧" : {
        "りんご" : "apple",
        "みかん" : "orange",
        "バナナ" : "banana"
    }
}

のようなデータがこのままでは読み込むことが出来ないのです。
その場合は以下のように一旦blade側で加工してからコンポーネントに渡します。

index.blade.php

<script>
    var fruits_list = JSON.parse('{!! json_encode((__("果物一覧"))) !!}');
</script>

<main-component></main-component>

main.js

window.Vue = require('vue');

import VueI18n from 'vue-i18n';
Vue.use(VueI18n);

// 言語の設定
Vue.use(VueI18n);
const i18n = new VueI18n({
    locale: locale,
    messages: {
        ja : require('../../lang/ja.json'),
        en : require('../../lang/en.json')
    }
});

import MainComponent from './components/MainComponent.vue';

const app = new Vue({
    i18n: i18n,
    components: {
        MainComponent
    },
    data: function() {
        return {
            fruits_list : fruits_list
        }
    }
});

MainComponent.vue

<template>
<div id="main-component">
    <span v-for="fluit in fruits_list">
        {{ fluit }}
    </span>
</div>
</template>

自分はこんな感じのやり方でやりました(もしかしたらもっといいやり方もあるかもしれないので、他にいいやり方があれば教えていただければと思います)。

また、今回は言語切替機能については触れませんでしたが。そのあたりについてはこちらが参考になりました。