後5日後に迫った久々のラオス旅行、不安な点の1つは自分のラオス語が果たしてどれだけ通じるかということ。
ラオスに行くのは2年ぶりなので、かなり忘れてそう。一応週1回ラオス語を勉強していて、多少は勘を取り戻しつつあるものの、それでももともと語学センスのない自分のこと、果たしてどうなるか・・・?
ここで自分の協力隊時代のラオス語にまつわるネタをいくつか晒してみる。
①:食堂で飲み物に氷を入れたいと思って店員に「コーナムコーンデーຂໍນ້ໍາກ້ອນແດ່」(氷を持ってきて下さい)といったのが氷を表わすナムコーンນ້ໍາກ້ອນがお湯という意味のナムホーンນ້ຳຮ້ອນと聞こえたらしく、お湯を持って来られた。
②:タートルアン祭りに行くためにタート・ルアンというお祭りに行こうとトゥクトゥクの運転手に「パイタートルアンໄປທາດຫລວງ」(タート・ルアンに行って下さい)と言ったのだが、運転手は「タートルアン?何やねんそれ」というような感じで首を傾げていた。あわてて地図を見せてタートルアンの場所を指さすと運転手は「ああ、ターッルアンね」と言ってようやく行きたい場所が伝わった。
つまり、末子音は比較的小さく発音するんですが、末子音を普通の子音と同じような強さで発音してしまったために伝わらなかったということね。ローマ字で例えると「tart luang」と発音すべきところを「tarto luang」と発音してしまったわけ。
③:ラオスに来て4ヶ月半くらいでようやく自分も授業が持てることになって頑張って授業の資料を作っていてカウンターパート(日本への留学経験があって普通に日本語も話せる)に見てもらったところ、自己紹介の項目で「ウパティヘッドネナムອຸບັດຕິເຫດແນະນຳ」と書いていて、カウンターパートが明らかに笑いをこらえたような表情で「これだと交通事故を紹介するになってしまいます。正しくはネナムキャオカップコイແນະນຳກ່ຽວກັບຂ້ອຍです」と言われた。言うまでもなく、「自己紹介」が「事故紹介」になっていたわけなのだが、なぜこうなったかというと、以前にSVの方から紹介されたIMEの辞書ツールを使っていて、そのまま「じこ」「しょうかい」と打って変換したためにそのようなことが起きたわけで。
④ラオスに来て1年ちょっと経って少しはラオス語も身についてきたかなというところで、普段はラオス語と英語を半々くらいで授業をやっていたのだが、その時はいつもより気合を入れてラオス語だけで授業をやってみたところ、学生に「自分がラオス語に直して他の学生に教えるから、先生は無理しないで英語で話していいよ」と言われてしまった。学生からすれば明らかに無理しているのが見え見えだったのだろうけど、「あー自分ってラオス語下手なんだなー」と実感してしまった。飲み屋のおっちゃんとかに「パーサーラオケーンພາສາລາວເກັ່ງ」(ラオス語上手ですね)と言われて調子に乗っていただけに若干ショックではあった。
まあラオス語はあくまで意思伝達のためのツールなので、活動としてはラオス語だろうが英語だろうが相手に伝えたいことが伝えられれば問題ないわけで、その点では配属先が首都の大学という英語が出来る人が多い場所だったというのは自分にとって恵まれていたのかも。配属先が地方の村だったりビエンチャンでも活動の対象が小学生や子供だとそうは行かないだろうし。
とまあ色々とネタには事欠かないラオスの生活だったけど、今回は旅行なので、久々のラオスを楽しんでこようと思う。